初、という名のプレッシャー

昨日、「鼻毛が以上に濃くなって切っても切っても埒が明かなくい」という微妙な悪夢を見た。残念なことに、これが今年の初夢であった。

普段なら、阿保な夢を見たもんだと受け流して二時間後には忘れるパターンなのだが、「初」という冠が付いた途端、いくら切っても無くならない鼻毛のイメージは僕の脳裏に焼き付いてしまう。別に、どんな初夢を見たかでその年の吉凶を占おうとか思ってる訳じゃない。しかし、なんかどうも、初夢ってだけで変に気にしてしまうのだ……
現に、数年前に見たペナルティのワッキーにそっくりな女性とセックスするというおぞましい初夢も、悲しいことにはっきり憶えている。



特に信心深い者でなくとも、我々は日常生活において無意識のうちに様々なゲン担ぎをしているものだと思う。気合入れなきゃいけない日には、このパンツを履く、みたいな。
「今年初」が集中するこの時期は、そんな人類にとって、まさにスーパーゲン担ぎ期間だと言えるだろう。
年の初めにどんなことをしたか、今年初の○○は何だったか──そういうのが、一年の出来を左右しそうな気がするのだ。


僕も、年始恒例の個人的なゲン担ぎ行事を持っている。元日に、「劇場版機動戦士ガンダム三部作」をぶっ通しで見ると言うのがそれだ。三作合計で七時間半、見始めたとき明るかった空が終わる頃には暗くなっている、大変な苦行である。
しかし、何せその年の「初映画」は大切だ。ここでとんでもない駄作を見てしまったら、その年一年見る映画見る映画クソってことにもなりかねない。そこで、確実に名作ということが分かっている大好きなガンダムを、元日に見る訳だ。これできっと、今年も沢山の良い映画に出会えると、安心して一年を始められる。


決して、一緒に初詣に行く人がいなくて暇という訳ではないのである!

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