見つめていたい

定期券が期限切れになり、春休み中の学生である僕は地元から脱出不可能な状態になっています。学校がないので、わざわざ更新するのも面倒である…
というわけで、暇つぶしによく地元の図書館に行きます。CDも本もタダで借りらて、なんと合法!金無いんですすいません。


正直言って田舎なので、図書館に来ている人々の身なりは全体的にもっさりしています。目の色変えた受験生、騒ぎまくる就学前の子供、ホームレスみたいなおっさん。若い読書好きもたまにいますが、よくビレバンに出現するシュっとした都会的なファッションをした文科系お洒落ボーイとかガールみたいのはいません(僕含め)。皆もっさりしているんです(僕含め)。

それでもたまに、ホントごくたまに、かわいい子を発見するんですよ。もちろん僕はテンションがあがります。いや声とかは全然かけられないけど、何読んでるのかなーくらいの好奇心は当然起こります。だから当然、本を探すフリをしながらさりげなくその子の隣に立って、その子が探している本や、手にしている本をこっそり盗み見たりするわけですよ。当然ですよね?

そういう女子が、山崎ナオコーラとか村上春樹とかを読んでるなら、ああ…と思って終わりですが、なんかちょっとヤバイの(=僕の趣味に合うの)を呼んでいたりしたら、テンションダダ上がりなんてもんじゃないです。具体的にはライトノベルとか持ってたらたまらんですね。それも、ハルヒとか西尾維新とかでなく、もっと、こう、この中に1人、妹がいる!みたいなヤバイ臭いのするやつを(俺は読んだこと無いですが)。


そんなことを考えながら今日後を付けた美少女は、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を借りていきました。アンサイクロペディアが好きなんでしょうか?違いますね。たぶん文学部なんですね。

次図書館に行ったとき、ドリアングレイの肖像が返却されていたら、僕も借りてみようと思います。今後何かの拍子で彼女と友人になったとき、共通の話題ができますからね。俺は何を言ってるんでしょうか。