あなたの脳が9割変わる、超朝活法


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久保田 競

ダイヤモンド社
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脳科学の権威が明かす!という文句に引き寄せられて読んでみました。
内容は「朝活は脳に良い」「ジョギングは脳に良い」という二本柱で、文字が少なくて文章もかなり優しかったので読みやすかったなという感想です。

 寝る前にホットミルクが効くように、朝起きるのがもう少しラクになる方法は(プラシーボも含め)ないものかと期待して思ってたんですが、そういうのはあまり書いてありませんでした。「頑張れ!」って書いてありました。


以下おもしろかったところ。

■■ねむくなること
単調な刺激を受けると人は眠くなります。小さな子供の背中を指でとんとんしていると寝てしまうという現象がありますが、こういった催眠効果は広く認められているので、眠るための習慣に活用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに僕がこれを面白いと思った理由は、昔ヤングジャンプで連載されていたマンガに「微妙な刺激を脳に与えるパンチを継続的に打ち込み、相手を眠らせてしまう格闘家」が登場してて当時「もうなんでもありだな」と思った経験からです。


■■寝起きを良くするため
寝起きを飛躍的に良くするコツは一つしか無く、それは「とにかく体を起こしてトイレなり水を飲みなりすること」なんだろうです。学問に王道なしと同様ですね。
結局は意思の力しか無いんだーという事実を権威に叩き付けられると逆に気が軽くなりますね。

毎朝NHK教育でやっている「みんなの体操」が紹介されていたので、それを明日の朝は活用してみようと思います。


■■コルチゾール
コルチゾールというストレス反応物質がありまして、これは気持ちを前向きにしたり、チャレンジ精神なんかと関連しているそうなのですが、これが大量に分泌されるのは朝起きてからで、とにかく起きてすぐが一番前向きに集中できるというのは、どうやら本当のようです。


知らなかったこととか、面白かったのはこれぐらい。
あとは「ジョギングが自分を変えてくれた」とか「人間7時間寝ないとダメだよ」という意味の言葉が色んな形で書いてあるだけの本でした。