名前がついてない趣味は厳しい

自分の一番長続きしている趣味というと、ネット上で面白い画像を集めてる時間が一番長い。いまでも毎日やってて楽しい。
集めた画像を時折見返したりとかしてても当時の自分が好きだった画像のジャンルを見てるととても懐かしい。

ただし、この趣味は一般的な理解をあまり得られていないのが現状で、趣味の話になって
「僕は趣味はネットで画像集めをすることなんす」って言うと「なにそれ」みたいな反応が多いし、まして「あー、面白そうだね」というリアクションを得られることもあまりない。

しかし似たような趣味の人はネット上にけっこういるみたいだし、リアルの知り合いに同好の人もいるので、この「ネットで面白い画像つくったり集めたり」という趣味はハイパーマニアックとまでは言えないと思う。
(世の中には愛好者が世界で1人しかいないんじゃないかと思えるすごい趣味もあったりしますし)

この趣味の印象がマイナー調になっている原因を自分なりに考えてみると
「名前がついていない」ことが最大の原因になっているんじゃないかと思う。
名前がついていないから手順を説明する羽目になるし、たいがいの趣味は手順レベルまで分解して説明しちゃうとどこから面白さが発生してるのか聞き手がイメージしにくくなる。

名前がついている趣味は説明が簡単だ。

例えばボルダリング

あれはきちんと「ボルダリング」っていう名前がついていて市民権を得てるから受け入れられやすいけれども、もしボルダリングに名前がついてなくてまだマイナーだったならボルダリングを趣味にしている人は説明が大変だったはずだ。

「僕はね、壁に石が生えてるみたいな場所に行って、そこで石をつたって壁を登る遊びがあってそれが好き」

みたいな説明になる。
かなりいろいろ厳しい感じがする。

こんなに厳しそうな趣味でも名前がついているとなんとなくアクティブな趣味というカテゴリにいれてもらえてるので名前がつくととても有利なことは間違いない。

なんだろう、いい名前。
トレジャーハントとかだと格好良すぎてそぐわないし、結局「にじうら」とか「タンブラー」みたいな言い方しかないんだろうか。

そういえば最近なら「タンブラーながめたり」みたいな言い方で通じやすくなってきた感じはする。