スカイプとHipchatについて

社内、スカイプ勢とHipchat勢で分断が起きている。 分断している結果、コミュニケーションコストが若干増大している。 なお、昨今はSlack勢も存在するようだが、Slackはだいたいhipchatと同等なので適宜読み替えてください(僕はSlack使ってない)

以下はそれぞれの言い分。

スカイプ勢

  • 社外の人とやりとりしやすい
  • 使い慣れているツールである
    • 連絡先も蓄積されている
  • 無料
  • windows版のクライアントが問題なく動く
    • hipchatのwindowsクライアントはかなり よろしくない
    • 一応WebのUIはきちんと動くが...

Hipchat勢

  • スカイプと違ってコンタクト追加の手間がない
  • APIが公開されているので、プログラマブルである

こうして挙げてみるとスカイプがかなり優勢である。
なんでhipchatなんか使いはじめたんだという様相である。
また、社外の人とのやりとりが大切な営業さんはスカイプを使いたいのは当然である。

ただ、それでもhipchatを使うべきだと僕は思う。
こういった社内のツールに何を使うかは、会社がどのスタイルでいくかという決断にゆるやかにつながっていると思うから。

プログラマブル

hipchatで唯一スカイプに勝っている点はプログラマブルという一点だけである。
ただし、プログラマブルであるという理由は非常に強力である。
退屈な単純作業ならコンピュータにやらせれるということだ

  • なにかが上手くいってない時に通知を貰える
  • なにかが上手くいった時に通知が貰える
  • (コンピュータに判断させることが出来れば)通知が欲しい時に通知が貰える

hipchatをつかうということ

hipchatのパワーは使う人のアイデア次第である。(コードさえ書ければ)
例えば、新規に開始したキャンペーンの成績が思わしくないような場合にhipchatで通知が貰えたりするように出来る。
連絡ツールプログラマブルということは、社員全員に秘書を(月2ドルで)つけるということに近いと思う
プログラマブルという点で、hipchatはこれまでの連絡ツールの概念を超えている。(イノベーティブである)
hipchatを選ぶということはイノベーションを取り入れたフローで業務を行うということだ。

ビジネスサイドの人がプログラミングを勉強しているような会社ではhipchatのほうがそぐうと思うがどうなんだろう。

スカイプをつかうということ

スカイプはプログラマティックではないので、こういった使い方は出来ない。
これまで通りのやり方で仕事をすることになる。たしかにメールよりは便利だ。
ただし、今現在スカイプが使える状況でメールを使いたい人はいるだろうか。
それと同じことがhipchatとスカイプの間で発生していくと思う(というか既に弊社では発生している)

歴史的経験的

今は2つのツールにほとんど差はない。まだ使い慣れたスカイプのほうが便利だというのもその通りだと思う。
しかし業界の歴史からするとこういったイノベーションに取り残された会社は次第に活力を失っていくように見える。(根拠はないので気のせいな可能性もある)

まとめ

  • プログラマブルという点で、hipchatは従業員の生産性を向上させる
  • これまで通りのやり方を選ぶということは、相対的に生産性は低下する